2013年3月30日

【リリース情報】セキュリティFIXがリリースされます

4月4日(木)にセキュリティFIXを含むマイナーアップデートがリリースされる予定です。


今回の対象は、コミュニティでメンテナンスされているすべてのバージョンとのことです。

現在コミュニティでメンテナンスされているのは、9.2系、9.1系、9.0系、8.4系のメジャーバージョンですので、これらについてマイナーアップデートがリリースされる模様です。


なお、コアチームからは「月曜日の午後(日本時間の火曜日?)から木曜日の午前中まで、コードレポジトリのミラーやコミットメールの配送も一時停止し、(各プラットフォーム向けの)パッケージが(ビルド、テストされて)リリースされるまでの間、コミッター以外はコミットを参照できなくなります」とアナウンスが出ています。

2013年3月4日

【9.3新機能チェック】マテリアライズドビューを試してみる

昨日、PostgreSQLの次期リリースである9.3のソースコードに、マテリアライズドビューのコードが追加されました。

pgsql: Add a materialized view relations.
http://www.postgresql.org/message-id/E1UCJDN-00042x-0w@gemulon.postgresql.org

PostgreSQLの開発者Wikiによると、マテリアライズドビューはもっとも要望の多かった機能のようです。

Materialized Views - PostgreSQL wiki
http://wiki.postgresql.org/wiki/Materialized_Views

今回は、このマテリアライズドビューがどのようなものなのか、そしてどのように使えるのかを見てみます。

■マテリアライズドビューとは


「マテリアライズドビュー」とは、特に集約や集計系の処理をする際に使われる機能で、ビューから取得できるデータの実体を持つ(materialized)ビューです。

通常、ビューというのは「見え方を定義する」だけですので、ビューに対する参照処理を行うと、その都度、元のテーブルに対してSQLの参照処理が行われることになります。