このエントリは、
PostgreSQL Advent Calendar 2013のDay3の記事です。
「データベースの負荷試験」を考える時、皆さんはどのような方法で実施することを検討するでしょうか。自前のテストスクリプトでしょうか。あるいは、データベース単体の負荷試験は行わず、Webシステム全体の負荷試験として実施するでしょうか。
PostgreSQLには、pgbenchというベンチマークツールが付属しており、このツールのシナリオを作成することで多少は独自のシナリオでの試験を行うことも可能ですが、状況によってはそれだけでは自由度が不足することがあります。
今回は、Webシステムの負荷テストでよく使われるJMeterを使って、自由なシナリオでPostgreSQL単体の負荷試験を行う方法を紹介します。
(なお、JMeterは非常に多機能な負荷生成ツールですので、今回はJMeterの網羅的な説明ではなく、あくまでもPostgreSQLのテストをする際の観点に絞って紹介します。JMeterの詳細については、他の情報を参考にしてください)
■事前準備
事前準備として、以下のインストール、設定を行う必要があります。
- Java SE
- Apache JMeter
- PostgreSQL JDBCドライバ
- PostgreSQL
今回は、Java SEとPostgreSQLそのもののインストールについては割愛します。