- Postgres-XL | Open Source Scalable SQL Database Cluster
http://www.postgres-xl.org/
一方で、このようなクラスタ系のツールや拡張は、複数のサーバから構成される複雑な構成を取ることも多く、なかなか簡単に試してみるというわけにはいきません。
そのため、今回、Postgres-XLの最少構成をデプロイするためのChefのレシピと、そのデプロイのテストをするためのserverspecスクリプトのツールキット一式を作成しましたのでご紹介します。
前提条件は以下の通りです。
- RHEL6/CentOS6系のディストリビューションであること
- インターネット接続が使えること(yumやgemを使います)
- Chef soloとserverspecが動く状態になっていること
- 構成は「GTM×1、コーディネータ×1、データノード×1」を1台に同居
- 「GTM」と呼ばれる管理系プロセス
- 「コーディネータ」と呼ばれるクライアントからの接続を受け付けるプロセス
- 「データノード」と呼ばれる実際のデータI/Oを行うプロセス
今回のスクリプトおよびデモ動画では、これら3つを1台のサーバ(VM)上にデプロイして動作させます。Chef soloによるデプロイ、serverspecによるテストと、psqlコマンドによる接続確認までを行っています。(なお、動作確認はvagrant上のCentOS 6.4で行っています)
では、デモ動画をどうぞ(高解像度なのでVimeo.com上でHD版を見ることをお勧めします)。
Deploying Postgres-XL in 2 minutes from uptimejp on Vimeo.
以上のように、非常に短時間で簡単にデプロイできるようになっています。
Chefのレシピとserverspecスクリプトは以下で公開しています。
- snaga/pgxl-deployment-tools
https://github.com/snaga/pgxl-deployment-tools/
デプロイできるのはまだ最小構成のみですが、今後拡張することによって、複数サーバのクラスタ構成にデプロイできるようにしていく予定です。
今回のスクリプト類を使えば、非常に小さい構成を簡単にデプロイできますので、Postgres-XLに興味を持った方は、ぜひ試してみていただければと思います。
では、また。
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