- IBM - Cognos Insight
http://www-03.ibm.com/software/products/ja/cogninsi
なお、今回利用しているソフトウェアバージョンは、PostgreSQL 9.4とCognos Insight 10.2.2です。
■ODBCデータソースの準備
PostgreSQLのODBCドライバおよびデータソースの設定については、以前の記事を参照してください。- ExcelからPostgreSQLにODBC接続してピボットテーブルを作成する
http://pgsqldeepdive.blogspot.jp/2013/04/excelpostgresqlodbc.html
今回は、DWH系ベンチマークツールであるDBT-3のデータベースを使って、以下のデータソースをユーザDSNとして作成しています。
- データソース名: postgres-dbt3
- サーバ: 10.0.2.13
- ポート番号: 5432
- データベース名: dbt3
- ユーザ名: snaga
■ODBC接続を用いたCognos Insightへのデータのインポート
それでは、Cognos InsightからPostgreSQLに接続してみます。Cognos Insightを起動したら、「データの取得 → データのインポート...」を選択してウィザードを起動します。
「データソースの選択」で、「リレーショナル・データ・ソース(ODBC)」を選択します。
「接続エディタ」が開きますので、データソース名と(ODBCデータソースの設定で設定した)ユーザ名、パスワードを入力します。「テスト接続」でPostgreSQLデータベースへ接続できるか確認してみましょう。この時点で接続に失敗していると、この後PostgreSQLのデータベースにアクセスできません。
データソースの選択・設定が終わったら、実際にインポートするデータを選択します。「クエリー・ビルダーを開く...」をクリックしてクエリービルダーを起動します。
クエリー・ビルダーを起動したら、左側の「メタデータ・エクスプローラー」からインポートしたいテーブルを選択して、右上の「データビュー」にドラッグ&ドロップします。単一のテーブルのみならず、データセットを取得する任意のクエリを設定することもできますが、ここでは「orders」という注文テーブル(ファクトテーブル)を選択しています。
右側中央の「更新」をクリックすると、データをプレビューすることができます。
「OK」をクリックすると、クエリービルダーが終了し、「SQLクエリー」の欄に今選択したデータをインポートするためのクエリが表示されます。
右下の「更新」をクリックすると、改めてこのインポートするデータをプレビューすることができます。
データをインポートする際、データ型やメジャー、ディメンションなどの設定(データのマッピング)を変更したい場合には、「詳細」をクリックしてマッピングを確認・修正します。
最後に「完了」をクリックすれば、データのインポートが開始されて、ワークスペースに今設定したテーブルがキューブとして取り込まれます。
以上で、ODBC接続を使ったCognos InsightへのPostgreSQLデータのインポートは完了です。
■参考資料
- Cognos Insight ユーザー・ガイド (10.2.2)
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27024983#cinsightv10r2m0ja
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